No War
No more Hiroshima・Nagasaki
I wish for world peace.
このタイミングで広島に呼ばれたから、やっぱりここへは来ておかないと
と思いました。資料館へは何度も来ていますが、もっと深く知りたいと音声ガイドを借りましたが、その悲惨さと、素晴らしすぎる吉永小百合さんの朗読で、胸が苦しくなり、腰掛けたソファから立てなくなってしまい、
無理はしないでおこうと、
後半はガイドなしで、自分のペースで回りました。
人間の愚かさと、恐ろしさを知りました。
人が人として生きる、その尊さと、人間としての尊厳について、
改めて考えさせられました。
人間は素晴らしいです。豊かな心と、文化や芸術を育む精神と才能、
人を思いやる気持ち、暖かさ、豊かな自然との共存。
その全てを焼き尽くし、根元から変えてしまうもの。戦争。
こんなことはあってはならない。
もう2度と、あってはならない。
人類は同じ過ちを繰り返しはならない。
「安らかに眠ってください。同じ過ちは繰り返しませんから。」
その言葉に泣き崩れそうになりました。
気持ちが落ち着かなくて、ひとまず公園のカフェで
暖かいココアを飲みました。
爆心地、そして、原爆の目標となったと言われる、橋へ行きました。
山が美しく、街が栄え、川が優しく流れていました。
もう世界のどの都市であっても、このような悲惨な出来事は
繰り返してはならない。
防衛の専門家の先生がTVでおっしゃていました。
「もし今核爆弾が使われたら、広島や長崎の資料館にあるような映像や写真が1秒単位でSNSを使って世界中にばらまかれる事になる。その時世界は一瞬で変わる。だけど私はそんなことで世界に変わって欲しいなどとは思っていない。」
私に出来ることは、ここで感じた想いを書くことだけかもしれないけど、
何が正義なのか、何が真実なのか、それも大事だけど、
未来の子どもたちが住む地球を思い描いたら、
世界中の戦争や紛争が落ち着いて、
21世紀はより良い未来になっていくことを、
夢物語でなく、祈るほかなく、祈るほかない自分が
とても悔しく、歯痒く思えてならなかった。
今日の広島の空は青く、美しく、
太陽は優しく、暖かな日差しの午後でした。
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